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Wi-Fi 7は中小企業に必要か|Wi-Fi 6/6Eとの違いと買い替えの判断

Wi-Fi 7は中小企業に必要か、Wi-Fi 6/6Eとの違いと買い替えの判断

この質問への答え
Wi-Fi 7は、今のWi-Fiが問題なく使えている中小企業が急いで入れ替える必要はありません。速さを生かすには、パソコンやスマートフォンの側もWi-Fi 7に対応し、回線やLAN配線も追いついている必要があるからです。一方、古いアクセスポイントを買い替える時期に来ているなら、Wi-Fi 7または6GHz帯に対応した機種を候補に入れる価値があります。

「Wi-Fi 7対応」の機器が店頭に並び、「うちも替えた方がいいのか」というご質問が増えています。沼津市・三島市周辺の事務所や店舗でも判断できるよう、総務省とWi-Fi Allianceの一次情報をもとに、Wi-Fi 6/6Eとの違いと買い替えの考え方を整理しました。

この記事の要点

  • Wi-Fi 7は国内では2023年12月の制度改正で使えるようになった規格
  • 目玉の320MHz幅は6GHz帯だけで使え、国内で取れるのは2チャネル
  • 効果が出るのは端末・回線・配線がそろったとき。判断の軸は「今の不満」と「機器の買い替え時期」

Wi-Fi 7はWi-Fi 6/6Eと何が違うのか?

Wi-Fi 7はIEEE 802.11beという規格の呼び名です。Wi-Fi Allianceは2024年1月に認証制度「Wi-Fi CERTIFIED 7」を始め、主な新機能として、チャネル幅を最大320MHzへ倍増すること、複数の周波数帯を同時に使うMLO(マルチリンク)、1024QAMより伝送レートが20%高い4K QAMを挙げています。国内では総務省が2022年9月に6GHz帯(5925〜6425MHz)を無線LANに開放し、2023年12月22日の改正でIEEE 802.11beを導入しました。

項目 Wi-Fi 6 Wi-Fi 6E Wi-Fi 7
使える周波数帯 2.4GHz・5GHz 2.4GHz・5GHz・6GHz 2.4GHz・5GHz・6GHz
最大チャネル幅 160MHz 160MHz 320MHz(6GHz帯のみ)
複数の帯域を同時に使う(MLO) なし なし あり
国内の6GHz帯チャネル数 ― 160MHz幅で3 320MHz幅で2

6GHz帯は屋内用(LPI)と、出力の小さい屋外用(VLP)の2つのモードに分かれています。屋内用のアクセスポイントを屋外に付けることはできません。

中小企業の事務所でWi-Fi 7の効果は出るのか?

1. 端末がWi-Fi 7に対応しているか

アクセスポイントだけWi-Fi 7にしても、パソコンやスマートフォンがWi-Fi 6のままなら、その端末はWi-Fi 6の速さでつながります。社内の端末の買い替え予定と合わせて考えます。

2. 回線とLAN配線が先に詰まっていないか

インターネット回線の契約速度や、アクセスポイントをつなぐスイッチ・LANケーブルの速度が上限になると、無線だけ速くしても体感は変わりません。有線で測った速度が一つの目安です。

3. 困っているのは「速さ」か「つながりにくさ」か

遅い・切れるの原因が電波の届き方や干渉なら、規格を上げるより台数と置き場所の見直しが先です。切り分けの手順は事務所のWi-Fiが遅い・切れるときの切り分け手順6つにまとめています。

4. 今のアクセスポイントが買い替え時期か

メーカーの更新が終わった機種や、Wi-Fi 5以前の古い機種を使っているなら、買い替えの機会です。その際は6GHz帯に対応した機種を選ぶと、混み合う2.4GHz帯・5GHz帯を避けられる端末が増えていきます。

ひとこと:規格の数字より、アクセスポイントが何台あって、どこに付いていて、何につながっているかの方が、事務所の使い心地を大きく左右します。

買い替えるなら何を確認すればよいのか?

業務用として選ぶなら、規格に加えて、LAN配線で給電できるか(PoE)、アクセスポイントのLANポートとスイッチの速度が合っているか、複数台をまとめて管理できるか、メーカーの更新がいつまで続くかを確認します。相談前にまとめておくと話が早い項目はWi-Fiの相談前チェックに載せています。

GT.engineerの対応範囲

今の環境を測ってから、入れ替えの要否をお伝えします。不要な買い替えは勧めません。

  • 有線・無線の速度測定と、席ごとの電波調査
  • アクセスポイントの機種選定、台数・位置・チャネルの設計
  • スイッチ・LAN配線の点検と、LAN配線工事
  • 設定内容の書面化と、故障時の連絡窓口

よくある質問

Q. Wi-Fi 7のアクセスポイントに、古いパソコンはつながりますか?

A. つながります。Wi-Fiは前の世代の端末と接続できるように作られており、その端末が対応する規格の速さで通信します。

Q. Wi-Fi 6EとWi-Fi 7、どちらを選べばよいですか?

A. どちらも6GHz帯を使えます。価格差が小さく、今後数年使う前提ならWi-Fi 7を候補にし、予算を抑えたい場合はWi-Fi 6Eでも6GHz帯の空きを生かせます。端末の対応状況と合わせて決めてください。

Q. 6GHz帯のアクセスポイントを駐車場や屋外に付けられますか?

A. 屋内用のLPIモードの機器は屋内でしか使えません。屋外で6GHz帯を使えるのは出力の小さいVLPモードに限られるため、屋外は5.6GHz帯など別の帯域で設計するのが一般的です。

Q. Wi-Fi 7にすれば、切れる・遅いは直りますか?

A. 原因が回線、電波の届かない配置、干渉にある場合は直りません。先に有線で速度を測り、どの席で起きるかを確かめてください。

静岡県東部で相談するなら

有限会社GT.engineer(静岡県三島市長伏52-3)は、沼津市・三島市・清水町・長泉町を中心に、伊豆市・伊豆の国市を含む伊豆地域全体で、ネットワーク・Wi-Fi、サーバー・NAS、防犯カメラ、IT保守を扱っています。「買い替えるべきか分からない」段階からご相談いただけます。

Wi-Fiの入れ替えを相談する →

出典:総務省 電波利用ポータル「小電力データ通信システム(無線LAN等)」(主な技術基準の比較表・6GHz帯のLPI/VLP・制度改正履歴)/総務省「令和6年版 情報通信白書 無線LANの高度化」/Wi-Fi Alliance「Wi-Fi Alliance introduces Wi-Fi CERTIFIED 7」(2024年1月8日)(いずれも2026年9月26日確認)

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