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防犯カメラの録画機に脆弱性|アツミ電氣ADXは更新を

2026年10月20日、アツミ電氣は防犯カメラ用の録画機(DVR)「ADXシリーズ」に脆弱性があると発表し、JVN(脆弱性対策情報ポータル)でも公表されました。メンテナンス用の非公開機能がネットワーク越しに使える状態だったもので、管理者のパスワードを知られると、録画機を外から操作されるおそれがあります。古い3機種には修正版が出ないため、LANケーブルを外すか機器の入れ替えが必要です。

この記事の要点

  • 対象はアツミ電氣のDVR「ADXシリーズ」10機種。型番の確認が最初の一歩
  • 7機種は対策済みファームウェア(Ver.10.8.237)へ更新。初期値・弱いパスワードは使えなくなる
  • ADX1004/ADX1008/ADX2016は修正版なし。ネットから切り離すか、後継機へ置き換える

結論:録画機の型番とつなぎ方を今週中に確認する

防犯カメラは「カメラ」に目が行きがちですが、映像をためる録画機もネットにつながるコンピューターです。まず事務所や店舗の録画機の型番を確かめ、対象ならファームウェア更新かネットからの切り離しを決めてください。スマートフォンで外から映像を見ている場合は、録画機がネットにつながっている可能性が高いため、特に急ぎます。

背景:対象機種と対策

メーカーとJVNの公表内容を整理すると、次のとおりです。

対象機種 対象のファームウェア 対策
ADX5004/ADX5008/ADX404 Ver.10.8.237より前 対策済みファームウェアへ更新
ADX3004/ADX3008/ADX3016/ADX204 Ver.10.8.237より前 対策済みファームウェアへ更新
ADX1004/ADX1008/ADX2016 すべて 修正版なし。ネットから切り離す、または後継機へ置き換え

メーカーによると、ADX5016は対象外です。想定される影響は、管理者のパスワードを知った第三者による「任意のコマンドの実行」と「不正なファームウェアへの書き換え」で、映像の漏えいや改ざん、他への攻撃の踏み台、録画機が動かなくなることが挙げられています。深刻度(CVSS v4.0)は8.6と6.9です。なお、メーカーとJVNのページには、実際に悪用された被害の記載はありません(10月21日確認時点)。

現場で確認する点

1. 録画機の型番を見る

録画機の本体ラベルや設置時の書類で、メーカー名と型番を確認します。設置業者に任せきりで分からない場合は、設置業者へ型番を問い合わせるのが早道です。

2. ネットにつながっているか確かめる

スマートフォンや別の拠点から映像を見ているなら、録画機はインターネットにつながっています。外から見る必要がなければ、メーカーの案内どおりLANケーブルを外して運用する方法もあります。

3. 更新前に新しいパスワードを用意する

対策済みファームウェアに更新すると、初期値や弱いパスワードは使えなくなります。新しいパスワードを決めて記録する担当者を先に決めておくと、更新後に入れなくなる事態を防げます。

4. 古い機種は入れ替えの予算を取る

修正版が出ない3機種で遠隔監視を続けたい場合は、メーカーは後継のADX5000シリーズへの置き換えを案内しています。録画の保存期間やカメラの台数も合わせて見直すと、入れ替えの判断がしやすくなります。

ひとこと:今回の対象製品をお使いでなくても、録画機のパスワードが初期値のままになっていないかは、どのメーカーでも一度見直しておくことをおすすめします。

関連記事:防犯カメラが社内侵入の入口に|海外機関の警告と点検4項目/家庭用カメラと業務用カメラの違い|店舗・事務所で選ぶ基準

GT.engineerの対応範囲

防犯カメラと録画機の型番確認から更新・入れ替えまで、現地でお手伝いします。

  • 録画機・カメラの型番とネット接続状況の確認
  • ファームウェア更新とパスワードの再設定
  • 修正版のない機種の入れ替え・配線工事・遠隔監視の設定

沼津市・三島市・清水町・長泉町・伊豆など静岡県東部の事業者さまは、訪問での確認にも対応します。

お問い合わせ

「録画機のメーカーが分からない」「更新作業を自分でやるのは不安」といった段階でもご相談ください。

防犯カメラの点検を相談する →

出典:アツミ電氣「ADXシリーズDVRに非公開機能を悪用される脆弱性」(2026年10月20日)/JVN#88864366「アツミ電氣製DVRに利用可能な非公開機能を悪用される問題」(2026年10月20日)(いずれも2026年10月21日確認)

家庭用カメラと業務用カメラの違い|店舗・事務所で選ぶ基準

この質問への答え
家庭用のネットワークカメラを店舗や事務所に付けること自体は、法律で禁止されていません。ただし、事業者が防犯カメラで人を撮る場合は、カメラの種類に関係なく、利用目的の特定や「カメラ作動中」の掲示などが求められます。店舗・事務所で選ぶときは、価格や画質よりも、アップデートが続くか、アカウントと録画を会社で管理できるか、を基準にするのが確実です。

「ネット通販の家庭用カメラで十分では?」「業務用は何が違うのか」というご質問をよくいただきます。沼津市・三島市周辺の店舗や事務所でも判断できるよう、個人情報保護委員会とIPA(情報処理推進機構)の資料をもとに、選ぶ基準を整理しました。

この記事の要点

  • 家庭用か業務用かより、事業者としての映像の扱い方が問われる
  • 選ぶ前に、IPAのガイドにあるアップデート・サポート情報・問い合わせ先を確認する
  • 店舗・事務所では、アカウントと録画を個人ではなく会社で持つことが大切

家庭用カメラを店舗・事務所に付けてもよいのか?

付けること自体は問題ありません。個人情報保護委員会のQ&Aは、カメラの種類ではなく、事業者が撮った映像をどう扱うかについて考え方を示しています。家庭用でも業務用でも、店舗や事務所で人を撮れば、同じ考え方が当てはまります。

個人情報保護委員会Q&A(Q1-13)の内容 店舗・事務所でやること
利用目的をできる限り特定し、その範囲内で使う 「防犯のため」など目的を決め、それ以外に使わない
防犯目的が設置状況から明らかなら、目的の通知・公表は不要 カメラが見える位置にあるかを確認する
撮られていると容易に分からない場合は、分かるようにする措置が必要 入口や設置場所に「防犯カメラ作動中」を掲示する
見た目で分かる場合でも、掲示するとより望ましい 小型カメラほど掲示を忘れない

家庭用カメラは小さく目立たないものが多いため、掲示がないと「撮られていると分からない」状態になりがちです。運用ルール全体の作り方は防犯カメラの運用ルールの記事にまとめています。

家庭用と業務用で、選ぶときに何が違うのか?

IPAの「ネット接続製品の安全な選定・利用ガイド」は、ネットワークカメラを対象製品に含め、購入前に確認するポイントを7項目挙げています。家庭用か業務用かの区別ではなく、この項目をどれだけ確認できるかで比べるのが確実です。

1. アップデートとサポート情報

アップデート機能があるか、セキュリティの最新情報をメーカーが掲載し続けているか、サポート情報の記載があるかを見ます。アップデートが止まったカメラは、外から侵入される入口になりえます。

2. 問い合わせ先とセキュリティ方針

メーカーの問い合わせ先と、製品のセキュリティ方針が公開されているかを確認します。ガイドは、確認できる項目がより多い製品を選ぶよう勧めています。

3. 国の適合ラベル(JC-STAR)

IPAはIoT製品のセキュリティ適合ラベル制度「JC-STAR」を運用しており、取得製品はIPAのリストで確認できます。ネットワークカメラ向けの★3の要件も2026年に公開されました。ただしIPAは、ラベルがあっても安全を保証するものではないとしています。

店舗・事務所で特に気をつける点は?

ここからは、現場でよく見かける家庭用カメラの困りごとです。製品ごとに仕様が違うため、購入前に取扱説明書やメーカーのサイトで確認してください。

確認する点 起きやすいこと
アプリのアカウント 設置した従業員の個人アカウントに紐づき、退職後に誰も見られなくなる
録画の保存先 本体のSDカードだけだと、カメラごと持ち去られると映像も失う
台数と一覧性 台数が増えると、複数の画面を1つのアプリでまとめて見にくい
設置場所と電源 屋外や軒下に付けるなら、防水や配線の方法を確認する必要がある

ひとこと:IPAのガイドは、購入後すぐにパスワードを変えることと、使わなくなったカメラをネットから切り離すことも挙げています。つけっぱなしで忘れられたカメラが一番危ないので、台数と場所を一覧にしておくと安心です。

カメラが外部から乗っ取られないための点検は防犯カメラが社内侵入の入口にの記事で取り上げています。

GT.engineerの対応範囲

今お使いの家庭用カメラをすぐ買い替える前提では考えません。使い続けられるかを確認したうえで、必要な部分だけ見直します。

  • 設置場所と撮影範囲の検討、カメラ・レコーダーの選定
  • アカウントの会社管理への切り替えと、パスワード・アップデートの確認
  • カメラ用のLAN配線・PoE給電の工事
  • 設定内容と台数・設置場所の一覧化、故障時の連絡窓口

よくある質問

Q. 家庭用カメラだと法律違反になりますか?

A. カメラが家庭用であること自体は問題になりません。個人情報保護委員会のQ&Aが示しているのは、利用目的の特定や掲示など、事業者としての映像の扱い方です。

Q. 「防犯カメラ作動中」の掲示は必要ですか?

A. 撮られていることが容易に分からない場合は、分かるようにする措置が必要とされ、例として入口や設置場所への掲示が挙げられています。見た目でカメラと分かる場合でも、掲示するとより望ましいとされています。

Q. JC-STARのラベルがあれば安心ですか?

A. ラベルは、定められた最低限のセキュリティ機能を満たすことを確認したものです。IPAは安全を保証するものではないとしているため、購入後のパスワード変更やアップデートは引き続き必要です。

Q. 今ある家庭用カメラはどうすればよいですか?

A. まず、アップデートが続いているか、アカウントを誰が持っているか、録画がどこに残るかを確認します。問題がなければ、掲示と運用ルールを整えて使い続ける選択肢もあります。

静岡県東部で相談するなら

有限会社GT.engineer(静岡県三島市長伏52-3)は、沼津市・三島市・清水町・長泉町を中心に、伊豆市・伊豆の国市を含む伊豆地域全体で、ネットワーク・Wi-Fi、サーバー・NAS、防犯カメラ、IT保守を扱っています。「今の家庭用カメラをこのまま使ってよいか見てほしい」という段階からご相談いただけます。

店舗・事務所のカメラ選びを相談する →

出典:個人情報保護委員会「従来型防犯カメラの設置に関するQ&A(Q1-13)」/IPA「ネット接続製品の安全な選定・利用ガイド -詳細版-」/IPA「セキュリティ要件適合評価及びラベリング制度(JC-STAR)」・適合ラベル取得製品リスト・★3適合基準(いずれも2026年9月28日確認)。「店舗・事務所で特に気をつける点」の表は、一般的な実務上の目安です。

防犯カメラが社内侵入の入口に|海外機関の警告と点検4項目

ベルギーの国立サイバーセキュリティ機関(CCB)が2026年9月14日、インターネットにつながった防犯カメラ(IPカメラ)の乗っ取りについて警告を出しました。乗っ取られたカメラは攻撃の踏み台や、社内ネットワークへの侵入口に使われるとしています。海外の話ですが、日本の事務所や店舗のカメラにもそのまま当てはまる内容です。

この記事の要点

  • ネットに公開されたIPカメラが、DDoS攻撃・盗み見・社内侵入の入口に悪用されている
  • 原因は初期パスワードのまま、更新が止まった機種の使い続け、不要な外部公開
  • 対策は「更新・パスワード・ネットワーク分離・外部公開の見直し」の4点

結論:カメラも「パソコンと同じ管理対象」に入れる

防犯カメラは設置したら何年もそのまま、という会社が少なくありません。CCBは、カメラが既知の標準パスワードに頼っていたり、更新の提供が終わった後も動き続けていたりすることが狙われる理由だと説明しています。まずは社内のカメラと録画機の機種・ファームウェアの版・外から見られる設定の有無を一覧にし、パソコンやルーターと同じように点検することをおすすめします。

背景:乗っ取られたカメラは何に使われるか

CCBの警告では、乗っ取られたIPカメラの使われ方として次のものを挙げています。

悪用のされ方 会社への影響
ボットネット化してDDoS攻撃に参加 自社の回線が他社への攻撃に使われる
映像の盗み見 店内・事務所の様子や不在時間が外部に漏れる
社内ネットワークへの足がかり 同じネットワークのパソコンやNASが次に狙われる

日本でも総務省が、ネットワークカメラの管理者向けに「強力なパスワード」「ファームウェアを最新に」「使わない機能を無効に」の3点を確認するよう注意喚起しています。

現場で確認する点

1. ファームウェアとサポート期限

カメラと録画機の型番を控え、メーカーサイトで最新版とサポート状況を確認します。更新が終わった機種は入れ替えの検討対象です。

2. パスワードと不要なアカウント

初期パスワードのままになっていないか、退職者や業者の使っていないアカウントが残っていないかを確認します。

3. 外から見る方法

スマホで外出先から映像を見ている場合、その仕組みを確認します。CCBはルーターのポート開放ではなくVPNを使うこと、不要ならリモートアクセス自体を止めることを勧めています。

4. ネットワークの分離

カメラを業務用パソコンと同じネットワークに置かず、別のネットワーク(VLANなど)に分けます。万一乗っ取られても社内へ広がりにくくなります。

ひとこと:CCBは、更新を当てても過去に侵入されていた場合の被害は消えないとも注意しています。ログイン履歴に失敗の連続のあと成功がないかも、あわせて見ておくと安心です。

GT.engineerの対応範囲

防犯カメラの設置だけでなく、既設カメラの点検とネットワーク側の見直しをお手伝いします。

  • カメラ・録画機の機種とファームウェア版の棚卸し、更新作業
  • ルーターのポート開放・遠隔視聴の設定確認と見直し
  • カメラ用ネットワークの分離(VLAN・スイッチ設定)

沼津市・三島市・清水町・長泉町など静岡県東部の事務所・店舗・工場に伺って確認します。

お問い合わせ

「どのメーカーのカメラか分からない」「設置業者と連絡が取れない」という段階でも構いません。まずは台数と設置場所をお知らせください。

防犯カメラの点検を相談する →

出典:Centre for Cybersecurity Belgium「Warning: Compromised IP Cameras Used By Threat Actors…」(2026年9月14日)/総務省「ネットワークカメラのセキュリティ設定についての注意喚起」(いずれも2026年9月22日確認)

防犯カメラの映像は個人情報?設置前後に整える運用ルールと保存期間

防犯カメラに映った人の姿は、特定の個人を識別できるものであれば個人情報にあたります。そのため、機種を選ぶ前に「何のために、どこを撮るか」を決め、カメラがあることを掲示し、映像の保存期間と見られる人を文書で決めておくことが基本になります。

この記事の要点

  • 映った人の姿が特定の個人を識別できるものであれば個人情報にあたる。機種選びより先に目的と撮影範囲を決める。
  • 保存期間は個人情報保護法に日数の定めがなく、静岡県のガイドラインは原則最大1箇月以内という目安を示している。
  • 設置前後に決めておく論点は7つ。進め方のチェックリストは8項目。

この記事の答え

個人情報保護法は保存日数を定めていませんが、必要がなくなった映像は遅滞なく消去するよう努める義務があり、静岡県のガイドラインは原則最大1箇月以内で必要最小限の保存期間を決めるよう求めています。以下は2026年9月時点の一般的な考え方です。個別の判断は所轄の窓口や専門家にご確認ください。

設置前後に決めておく7つの論点

次の7点を決めて紙に残すと、後から社内で説明できる状態になります。

論点 一般的な考え方
目的と撮影範囲 目的をできる限り特定し、その範囲内で使います。静岡県のガイドラインは撮影区域を必要最小限とし、向きや角度を調整して住宅などの私的空間が映り込まないよう求めています。
掲示・通知 設置状況から防犯目的が明らかなら利用目的の通知・公表は不要とされる一方、撮影を本人が容易に認識できないときは、入口やカメラ設置場所への掲示などの措置が必要とされています。
保存期間 法律上の日数の定めはなく、必要性を考えて自社で設定し、必要がなくなったら遅滞なく消去するよう努めます。静岡県のガイドラインは原則最大1箇月以内という目安を示しています。
閲覧できる人 操作や視聴ができる担当者を指定し、それ以外の操作を禁止します。録画機やモニターは施錠できる室内で、関係者以外から見通せない場所に置きます。
外部への提供 警察等に渡す場合も、社内の手続と基準を先に決めます。正式な文書による依頼を前提にする、日時と場所を特定して該当部分だけを渡す、といった運用例が示されています。
従業員の撮影 従業者のモニタリングを行う場合は、目的をあらかじめ特定して社内規程に定め従業者に明示し、責任者と権限、実施ルールを決めることが留意点とされています。
クラウド録画 クラウドとは映像を社外のサーバーに預ける方式です。提供事業者が個人データを取り扱わない旨が契約で定められ、適切にアクセス制御が行われている場合等には第三者提供に当たらないとされますが、自社側の安全管理措置は必要です。海外のサーバーなら所在国の制度の把握も求められます。

進め方のチェックリスト

1. 目的

目的を1行で書く。「駐車場と出入口の防犯」のように、後から読んでも分かる言葉にします。

2. 撮影範囲

図面や写真に撮影範囲を描き込み、近隣の住宅・通路・他社の敷地が入らないか確認します。

3. 掲示する位置

掲示する位置を決めます。カメラの設置場所と、撮影区域に入る前の場所の両方に出す運用例が示されています。

4. 保存期間

保存期間を日数で決め、録画機の設定をその日数に合わせます。

5. 映像を見られる人

映像を見られる人を氏名で決め、パスワードを個人ごとに分けます。共用では誰が見たか追えません。

6. 警察等から依頼が来たときの窓口と手順

警察等から依頼が来たときの窓口と手順、記録の残し方を決めます。

7. 従業員が映る場合

従業員が映る場合は、目的と範囲を社内規程に書き、書面などで周知します。

8. 短い運用規程

短い運用規程にまとめ、操作する人が見える場所に掲示し、年1回は見直します。

費用と期間の考え方

金額は現場ごとに変わるため、変動要因だけ挙げます。カメラ台数と設置高さ、配線の距離と経路(屋外や天井裏を通すか)、電源の有無、録画機の容量(保存日数と台数で決まります)、ネットワーク環境、既存設備を流用できるか、遠隔で見る仕組みを付けるか、が主な要因です。

期間は、現地調査から設計、機器手配、工事、設定と説明という流れで進み、部材の在庫や営業時間外作業の必要性で前後します。

ひとこと:運用ルールづくりは工事と並行できます。

自社でできること/業者に頼んだ方がよいこと

自社でできるのは、目的の言語化、撮影したい範囲の指定、保存期間と閲覧者の決定、掲示物の作成、社内周知、苦情や問い合わせを受ける担当者を決めることです。事業の判断なので、外部に丸投げすると運用が続きません。

一方、撮影範囲が近隣に及ばないかの実地確認、配線工事、録画機やクラウドのアクセス権設定、ログの取得設定、ネットワーク側の保護は、業者に頼んだ方が安全です。労務面など法的な判断が必要な場面は、弁護士や所轄の窓口への確認をおすすめします。

静岡県東部で相談するなら

有限会社GT.engineerは、IT部門を静岡県三島市長伏52-3に置き、沼津市・三島市・清水町(駿東郡)・長泉町を中心に、伊豆市・伊豆の国市を含む伊豆地域全体でITのご相談に対応しています。防犯カメラは、ネットワークやサーバーと合わせて見た方が運用が整いやすい分野です。

訪問と遠隔のどちらで対応するかは、地域とご相談内容に応じて確認します。電話は055-957-4706、メールは info@gt-engineer.jp です。防犯カメラのサービスページとお問い合わせからご連絡ください。

防犯カメラの相談をする →

よくある質問

Q. 「防犯カメラ作動中」の掲示は法律で義務づけられていますか。

A. 個人情報保護委員会のQ&Aでは、設置状況から防犯目的が明らかなら利用目的の通知・公表は不要とされています。ただし撮影を本人が容易に認識できない場合は、入口やカメラ設置場所への掲示などの措置が必要とされています。静岡県のガイドラインも分かりやすい表示を求めています。

Q. 映像は何日残せばよいですか。

A. 個人情報保護法に日数の定めはありません。利用の必要性を考えて自社で保存期間を設定し、必要がなくなったら遅滞なく消去するよう努めることが求められます。静岡県のガイドラインは原則最大1箇月以内で必要最小限の期間を決めるとしています。

Q. 警察から映像を求められたら、本人の同意が必要ですか。

A. 刑事訴訟法第197条第2項に基づく警察からの照会への回答は、「法令に基づく場合」(個人情報保護法第27条第1項第1号)に当たり、本人の同意は不要とされています。照会元の役職・氏名を確認し、提供した記録を残す運用が示されています。

Q. 従業員が映る位置にカメラを置いても構いませんか。

A. 従業者を対象とするモニタリングの留意点として、目的をあらかじめ特定して社内規程に定め従業者に明示すること、責任者と権限を定めること、実施ルールを策定して運用者に徹底すること、ルールどおり行われているか確認することが挙げられています。

出典:個人情報保護委員会「『個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン』に関するQ&A」Q1-13・Q5-4・Q5-7・Q7-17・Q7-53・Q10-8(https://www.ppc.go.jp/personalinfo/faq/APPI_QA/)/個人情報保護委員会「民間事業者向け カメラと個人情報保護法」パンフレット(令和5年12月)(https://www.ppc.go.jp/news/camera_related/)/静岡県「プライバシー保護に配慮した防犯カメラの設置及び運用に関するガイドライン」(https://www.pref.shizuoka.jp/kurashikankyo/bosaikotsh/bohanmachizukuri/1040370/1013520.html)/IoT推進コンソーシアム・総務省・経済産業省「カメラ画像利活用ガイドブックver3.0」(2022年3月30日公表)(https://www.meti.go.jp/press/2021/03/20220330001/20220330001.html)(2026年9月16日確認)

防犯カメラ導入前に確認したい画角・録画期間・ネットワーク

防犯カメラは、台数を増やすだけでは必要な映像を残せません。入口、駐車場、レジ周辺、倉庫など、確認したい場所と目的を先に整理することが重要です。

画角と設置場所

広い範囲を見渡す180度・360度カメラ、離れた場所を確認しやすいバレット型、室内になじみやすいドーム型など、形状ごとに向いている場所があります。人物の顔や車両を確認したい場合は、距離と高さも考慮します。

夜間の見え方

昼間にきれいでも、夜間や逆光時に必要な映像が残らないことがあります。照明の位置、赤外線、カラー撮影の条件を現地で確認すると選びやすくなります。

必要な録画期間

録画期間は、台数、画質、動体検知、保存容量によって変わります。「問題に気付くまで何日かかるか」を基準に、必要な日数を決めます。

PoEとネットワーク

PoE対応機器はLANケーブルで通信と給電をまとめられるため、配線を整理しやすくなります。スマートフォンから映像を見る場合は、権限管理や安全な遠隔接続も必要です。

導入後の運用も決めておく

録画確認の担当者、パスワード管理、時刻合わせ、定期点検まで決めておくと、必要なときに映像を使える状態を保てます。GT.engineerでは、静岡県東部の店舗・事務所に合わせて、機器選定から配線、初期設定、運用までご相談いただけます。