導入事例
静岡県東部の工場ネットワーク構築|部署別VLANでカメラ・来客Wi-Fiも分離

静岡県東部の製造業のお客様に、部署別・用途別にネットワークを分けるVLAN構成を導入しました。経理・製造などの部署に加え、防犯カメラと来客Wi-Fiも分離した事例です。
部署別VLAN
経理・製造など、部署ごとにネットワークを分ける。
カメラ用VLAN
防犯カメラのネットワークを業務用と分ける。
来客用VLAN
来客Wi-Fiを社内のネットワークと分ける。
今回の導入内容
社内で使う機器をひとまとめに扱うのではなく、部署や用途に応じてネットワークを分ける構成を採用しました。お客様の会社名と機器のメーカー名・型番は非掲載としています。
- 部署別:経理・製造など、業務の区分に応じたVLANを設定。
- 防犯カメラ:カメラ用のVLANを設け、業務用ネットワークと区分。
- 来客Wi-Fi:来客用アクセスポイントの通信を別のVLANへ区分。
分けるだけでなく、必要な通信を設計する
VLANで区画を分けたうえで、区画間の通信をどこまで許可するかを設計することが重要です。共有サーバーや複合機など、業務に必要な接続を整理し、必要な通信だけを許可する考え方で構成します。
なお、共有フォルダの閲覧・編集権限は、VLANとは別にサーバー側で設定するものです。ネットワークの通信制御と、データへのアクセス権限を組み合わせて管理します。
この構成で目指すこと
部署・カメラ・来客の通信を区分することで、用途ごとに接続を管理しやすくする構成です。VLANだけで不正アクセスや感染を完全に防げるわけではなく、区画間の通信ルールや端末の対策も必要です。また、VLANで分けるだけで回線速度や共有する機器の帯域が増えるわけではありません。
本記事では、通信速度・削減時間などの実測値は掲載していません。
VLANとは
VLAN(ブイラン:Virtual LAN)とは、1つの物理的なネットワークの中を、設定によって複数の独立したネットワークに分ける技術です。同じLANケーブルやスイッチを使っていても、VLANが違う機器どうしは、ルーターで許可しない限り直接通信できません。部署ごと・用途ごとにネットワークを分けることで、情報の守り、通信の安定、管理のしやすさを高められます。
あわせて知っておきたい用語
UTM(統合脅威管理)
ファイアウォール、ウイルス対策、不正侵入の検知などを1台にまとめた機器。インターネットの出入口に置きます。
PoE(ピーオーイー)
LANケーブルで通信と電気を同時に送る仕組み。カメラやアクセスポイントのそばにコンセントがなくても設置できます。
SSID
Wi-Fiのネットワーク名。1台のアクセスポイントから複数のSSIDを出し、それぞれを別のVLANに入れられます。
コアスイッチ
社内ネットワークの中心に置き、各フロアや建物のスイッチを束ねるスイッチ。VLANを各所へ配る役目を持ちます。
VLANを分けるときの3つの考え方
1 「人」より「データ」で区切る
部署の名前ではなく、扱うデータの重要度と、誰がどのデータを使うかで区画を決めます。経理と製造を分けるのはこのためです。
2 機器の種類でも区切る
防犯カメラや複合機のように、人が直接操作しない機器は専用の区画に置くと、通信と管理が整理されます。
3 外から来る人は必ず別にする
来客や業者の端末は、社内のどの区画にも届かない専用のVLANに入れます。
こんな企業におすすめです
✓ 経理・製造・営業など複数の部署があり、部署ごとに扱う情報を分けたい
✓ 工場や倉庫に防犯カメラがあり、事務所と同じネットワークにつながっている
✓ 来客や業者に社内のWi-Fiパスワードを伝えている
✓ ルーターやハブを継ぎ足してきて、構成図や設定の記録がない
✓ トラブルのたびに業者を呼び、復旧まで時間がかかっている
よくあるご質問
Q. 今のLAN配線のままでVLANを導入できますか?
A. 多くの場合、既存の配線を活かしたまま、ルーターやスイッチの入れ替えと設定で対応できます。配線の状態によっては一部の引き直しが必要になるため、現地調査で確認してからご提案します。
Q. 工事の間、業務は止まりますか?
A. 設定は事前に済ませておき、切り替えは業務への影響が少ない時間帯をご相談して行います。停止する時間をできるだけ短くする段取りを組みます。
Q. 部署を分けると、共有フォルダや複合機が使えなくなりませんか?
A. 区画どうしの通信は、必要なものだけを許可するルールで設定します。共有フォルダや複合機など、業務で使う通信は引き続き使えるように設計します。
Q. 来客用Wi-Fiから社内の情報が見られる心配はありませんか?
A. 来客用Wi-Fiは社内とは別のVLANに入れ、インターネットにだけ出られる設定にします。来客の端末どうしの通信も止めることができます。
Q. 導入後に部署や機器が増えたらどうなりますか?
A. VLANの追加や通信ルールの変更は、設定の変更で対応できることが多く、遠隔で作業できる場合もあります。
Q. 費用はどのくらいかかりますか?
A. PCや機器の台数、建物の広さ、配線の状況によって変わります。現地調査のうえで、構成図とあわせてお見積りをお出しします。
ご相談の前にご用意いただくと早いもの
次の情報があると、現地調査とお見積りがスムーズです。分かる範囲で構いません。
✓ PC・複合機・カメラなど、ネットワークにつなぐ機器のおおよその台数
✓ 部署の数と、部署ごとに使うデータ(経理・図面・生産管理など)
✓ 建物の図面やレイアウト(手書きでも可)と、Wi-Fiを使いたい場所
✓ 今のルーター・スイッチ・Wi-Fi機器の写真(型番のラベルが写っているもの)
当社が対応する範囲
| 工程 | 内容 |
|---|---|
| 現地調査 | 配線・機器・電波の状況を確認し、課題を伺います |
| 設計 | VLANの区画・通信ルール・機器の配置を構成図にまとめます |
| LAN配線・機器設置 | 必要な配線工事と、ルーター・スイッチ・アクセスポイント・カメラの設置 |
| 設定・切り替え | 事前に設定し、業務への影響が少ない時間帯に切り替えます |
| 保守 | リモート接続などで状態を確認し、設定変更にも対応します |
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対応エリア
沼津市・三島市・清水町・長泉町・函南町・伊豆エリアを中心に、静岡県東部・伊豆・神奈川県西部で対応しています。

