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事務所のWi-Fiが遅い・切れるときの切り分け手順6つ

事務所のWi-Fiが遅い・切れるときに原因を切り分ける6つの手順

この質問への答え
事務所のWi-Fiが遅い・切れる原因は、回線、電波の届き方、他の機器との干渉、チャネルの重なり、5GHz帯のレーダー回避機能のどれかであることがほとんどです。原因によって対策がまったく違うため、ルーターを買い替える前に「有線でも遅いか」「いつ・どの席で起きるか」を確かめると、切り分けの大半が済みます。

「午後になると遅い」「会議室だけ切れる」「ときどき1分ほどつながらない」。同じ「Wi-Fiが不調」でも原因は一つではありません。沼津市・三島市周辺の事務所でも自社で確かめられるよう、総務省の資料をもとに6つの手順へ整理しました。

この記事の要点

  • 最初に有線でも遅いかを確かめる。有線でも遅ければWi-Fiではなく回線側の問題
  • 2.4GHz帯は電子レンジやBluetoothと干渉しやすく、重ならないチャネルは3つしかない
  • 5GHz帯のW53・W56はレーダーを検知すると自動で停止・チャネル変更する。「ときどき1分ほど切れる」はこれを疑う

事務所のWi-Fiが遅い・切れるのはなぜ起きるのか?

総務省が医療機関向けに行った説明会の資料は、無線LANのトラブル原因として「電波が弱い」「電波遮蔽物」「電波干渉」「チャネル間干渉」「トラフィック増大」を挙げています。病院向けの資料ですが、壁や棚の多い事務所でも起きることは同じです。

無線LANが使う周波数帯は、それぞれ性質が違います。総務省の電波利用ポータルに掲載されている技術基準をもとにまとめると次のとおりです。

周波数帯 重ならないチャネル数(最も狭い帯域幅の場合) レーダー回避(DFS) 事務所での注意点
2.4GHz帯 3 不要 遠くまで届くが、電子レンジ等と干渉しやすい
5.2GHz帯(W52) 4 不要 屋内限定。レーダー回避による停止がない
5.3GHz帯(W53) 4 必要 屋内限定。レーダー検知で停止・チャネル変更
5.6GHz帯(W56) 12 必要 チャネルは多いが、同じくレーダー検知で切り替わる
6GHz帯 24 不要 6GHz帯に対応した機器同士でのみ使える

どの順番で原因を切り分ければよいのか?

1. 有線でつないだパソコンでも遅いかを確かめる

ルーターにLANケーブルで直接つないで速度を測ります。有線でも遅ければ、原因はWi-Fiではなく回線やプロバイダ側です。

2. 「いつ」「どの席で」起きるかを書き留める

昼休みだけ遅い、全員が出社する時間だけ遅い、奥の席だけ切れる、のように時間と場所の偏りが見えると、干渉か、混雑か、電波の弱さかが絞れます。

3. 席ごとの電波の強さを測る

総務省の資料は、スマートフォンのアプリでアクセスポイントからの電波強度を測る方法を紹介しています。金属の棚・書庫・壁の向こうの席は弱くなりがちです。

4. 2.4GHz帯の干渉源が近くにないか

電子レンジ、コードレス電話、Bluetooth機器は2.4GHz帯を使います。総務省の資料は、機器を離すことと、干渉源が少ない5GHz帯を使うことを対策に挙げています。給湯室の近くの席だけ昼に遅い、はこの典型です。

5. チャネルが周囲と重なっていないか

2.4GHz帯で互いに重ならないチャネルは3つしかありません。同じビルの他社のWi-Fiや、社員が持ち込んだモバイルルーターと重なると、双方が遅くなります。手順3のアプリで周囲のWi-Fiも見られます。

6. 「ときどき1分ほど切れる」ならW53・W56を疑う

5.3GHz帯・5.6GHz帯のアクセスポイントは、気象レーダー等を検知すると自動で停止またはチャネル変更します。W53・W56のチャネルで電波を出し始める前には60秒間レーダーが使っていないかを確認する決まりのため、切り替え先もW53・W56だと、その間つながりにくくなります。

ひとこと:Wi-Fiの不調で見に行くと、手順1の有線チェックで回線側の問題と分かることもあります。測ってから買う、の順番を守るだけで無駄な出費はかなり減ります。

自分でできること、業者に頼んだ方がよいこと

有線との比較、時間と場所の記録、アプリでの電波測定、電子レンジ等から機器を離すことは自社でできます。アクセスポイントの台数と位置の見直し、チャネルの割り当て、W52を優先する設定、来客用との分離は、機器と建物の両方を見て決める作業です。相談前にまとめておくと話が早い項目はWi-Fiの相談前チェックに載せています。

GT.engineerの対応範囲

原因の切り分けからお受けします。測る前に機器を勧めることはしません。

  • 有線・無線の速度測定と、席ごとの電波調査
  • アクセスポイントの台数・位置・チャネルの設計と設定
  • 既存のルーター・ハブ・配線の点検と、LAN配線工事
  • 設定内容の書面化と、故障時の連絡窓口

よくある質問

Q. ルーターを新しくすればWi-Fiは速くなりますか?

A. 原因が回線や干渉、電波の届かない配置にある場合は、ルーターを替えても改善しません。有線でも遅いか、どの席で起きるかを先に確かめてください。

Q. 2.4GHzと5GHz、事務所ではどちらにつなげばよいですか?

A. 基本は5GHz帯がおすすめです。チャネルが多く、電子レンジなどの干渉を受けにくいためです。壁の向こうなど5GHz帯が届きにくい場所では2.4GHz帯の方が安定することもあります。

Q. 5GHz帯でもときどき切れるのはなぜですか?

A. W53・W56のチャネルを使っていると、レーダーを検知したアクセスポイントが自動でチャネルを変え、切り替え先がW53・W56なら60秒間の確認を行うためです。設定でW52のチャネルに固定すると症状が消えることがあります。

Q. 中継器を足せば奥の席まで届きますか?

A. 届く範囲は広がりますが、中継する分だけ速度は落ちやすく、席を移ったときの切り替えもうまくいかないことがあります。席数が多い事務所では、LANケーブルで結んだアクセスポイントを複数置く方が安定します。

静岡県東部で相談するなら

有限会社GT.engineer(静岡県三島市長伏52-3)は、沼津市・三島市・清水町・長泉町を中心に、伊豆市・伊豆の国市を含む伊豆地域全体で、ネットワーク・Wi-Fi、サーバー・NAS、防犯カメラ、IT保守を扱っています。「どこが原因か分からない」段階からご相談いただけます。

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出典:総務省 電波利用ポータル「小電力データ通信システム(無線LAN等)」(技術基準の比較表・用語集「DFS」)/総務省 電波利用ポータル「無線LANの屋外利用/上空利用について」/総務省「医療機関において安心・安全に電波を利用するための説明会」資料(令和5年度)(いずれも2026年9月25日確認)

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