NAS クラウドとNASどちらが小規模企業に合う?比較解説

小規模企業のチーム作業

この記事でわかること

  • クラウドとNASの基本的な違い
  • 小規模企業が選ぶときの判断基準
  • コスト・利便性・セキュリティの比較
  • GT.engineerが提案するおすすめの活用方法

1. クラウドとNASの違い

クラウド

  • データをインターネット上に保存
  • Google Drive、Dropbox、OneDriveなどが代表例
  • 初期費用は低いが月額費用が発生

NAS(Network Attached Storage)

  • 事務所内に設置する専用ストレージ機器
  • QNAPやSynologyなどが有名
  • 初期費用はかかるが月額費用は不要

2. コスト面での比較

項目クラウドNAS
初期費用ほぼ不要機器購入で10〜30万円程度
月額費用1ユーザー500〜1500円程度ほぼ不要(電気代・保守費用のみ)
長期利用利用人数が増えると高額化(5年で200万円超も)長く使うほどコスト削減効果大(5年で50万円程度)

小規模企業では「初期は導入コストが気になるが、長期的にはNASの方が圧倒的に経済的」という傾向があります。年間コストで比較すると、5名以上の企業では1〜2年でNASの方が安くなります。

3. 利便性での比較

オフィス作業環境

利便性の特徴

クラウド
外出先からも簡単にアクセスできる。共有リンクで取引先ともやり取り可能。

NAS
社内LANで高速アクセス可能。VPNを使えば外部からも利用できる。

「外出先利用の多さ」で選ぶのがポイントですが、NASもVPN設定で外部アクセスが可能で、実際の利便性の差はほとんどありません。

4. セキュリティ面での比較

クラウドセキュリティ

クラウド

大手サービスはセキュリティ水準が高いが、外部依存でデータ流出リスクがゼロではない。

NAS

データが完全に社内管理で最も安全。設定次第でセキュリティは十分確保可能。

👉 実際には「基盤はNAS、必要な時だけクラウド連携」が最も安全で経済的。取引先との共有もNASから一時的にクラウドにコピーすれば十分です。

5. 小規模企業におすすめの使い分け方

ハイブリッド作業環境

GT.engineerが提案する最適解

🏆 メイン:NAS(QNAPなど)

全データの保管・管理の中心
経理・顧客データ、大容量ファイル、日常業務データすべて

補助:クラウド

NASのバックアップ用に使用
重要データの遠隔バックアップ、災害時の復旧対策として活用

結論:「NASを中心とした運用」が小規模企業には最も合理的で経済的です。

結論:小規模企業にはNASがベスト

  • コスト面:長期的にNASが圧倒的に安い(年間数十万円の差)
  • セキュリティ面:データが完全に社内管理で最も安全
  • 利便性面:VPN設定でクラウド同等のアクセス性を実現
  • 小規模企業に最も合うのは「NAS中心の運用」

導入サポートについて

チーム協業・コンサルティング

GT.engineerでは、NAS中心の効率的なIT環境を多数構築しています。

「コストを大幅に削減したい」「データを完全に自社管理したい」「外出先でも安全にアクセスしたい」など、NASならすべて実現可能です。

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