小さな会社でパソコンを買い替えるときのポイント【失敗しない選び方】

この記事でわかること
- 小規模企業・個人事業でパソコンを選ぶときの基準
- 今の業務に必要なメモリ容量と推奨スペック
- ノートPCとデスクトップ、どちらを選ぶべきか
- 法人利用における保証や導入サポートの重要性
1. 用途を明確にする
パソコン選びは用途によって必要な性能が大きく変わります。
- 事務作業中心(メール・Word・Excel・会計ソフトなど)
- 画像・動画編集やCAD業務
- NASやサーバと連携する業務
どのケースでも、今の業務はアプリやブラウザを複数開いて使うのが当たり前になっています。用途が軽いからといってスペックを落とすと、すぐに「遅い」「重い」という不満につながります。

2. 最低限押さえるべきスペック(2025年目安)
| 項目 | 推奨ライン | 
|---|---|
| CPU | Intel Core i5 / AMD Ryzen 5以上(余裕があれば i7 / Ryzen 7) | 
| メモリ | 16GB必須 | 
| ストレージ | SSD 512GB以上 | 
| OS | Windows 11 Pro(法人利用ならPro推奨) | 
かつては「8GBあれば十分」と言われていましたが、現在はブラウザ、Teams/Zoom、セキュリティソフト、業務アプリを同時に使うと 8GBではすぐに限界がきます。体感的に「遅い」「フリーズする」と感じる原因の多くはメモリ不足です。
今から買うなら16GBが最低ライン。余裕をもたせたいなら32GBも検討すべき時代です。
3. ノートPCかデスクトップか

- ノートPC:省スペースで持ち運び可能。社員用なら基本はこちら。
- デスクトップ:拡張性が高く、同じ予算でも性能が上。事務所固定利用なら有利。
小規模オフィスでは「メインはノートPC、一部のパワーユーザーはデスクトップ」という組み合わせが効率的です。
4. 保証と保守は必ず確認する

業務利用では「壊れたら買い替える」では済みません。
- 法人向けモデルには3年保証やオンサイト修理がある
- 家電量販店の安価モデルは保証やサポートが弱い
- 修理中に業務が止まるリスクを考慮すること
パソコン本体の価格だけでなく、トラブル時のサポート体制を含めて比較することが大切です。
5. 導入時にあわせて見直すべきこと
- データ移行(旧PCからのスムーズな引っ越し)
- セキュリティ設定(ウイルス対策・Windows更新)
- NASやプリンタとの接続確認
買い替えは単なるPC更新ではなく、業務全体のIT環境を見直すチャンスです。
まとめ:迷ったらこの構成
- CPU:Core i5 / Ryzen 5以上
- メモリ:16GB(必須)
- ストレージ:SSD 512GB以上
- OS:Windows 11 Pro
この条件を満たせば、多くの中小企業で5年以上安心して利用できます。
導入サポートについて

GT.engineerでは、業務内容や予算に合わせた最適なPC選びから、導入後の設定・保守まで一貫対応しています。
「自社に合うパソコンを選びたい」「導入から全部任せたい」という方は、お気軽にご相談ください。
